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カテゴリー「活動」の記事一覧
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一度歯車が合うと、物事はトントン~っと進むもんなんやなぁーと。



時間がかかっても、きちんと会話する時間をとることで、シングルマザー達との距離がぐぅーっと縮まり、再び笑いが絶えない空間になった。


くだらん話(得意の「うっとおしいメンズシリーズ」)で雰囲気がパッと明るくなり、
一人ひとりに責任ある仕事を与えることでモチベーションが上がり、
彼女たちに発言してもらうことで、理解が深まり、
なんか・・・よかった~。


彼女たちと一緒に活動できて嬉しいなぁと思う。
(一番左の女性は、NGOのフィールドワーカーさん)



それで今日、突然の思いつきで、明日と明後日、メンバーの一人と出張することになった。


というのも、メンバーはこれまでムベヤ州を出たことない子たちばかりで、商品の販売先であるダルエスサラームやイリンガを訪れたことがない。

どんなところで、どんな風にディスプレイされてるかも知らんし、他にどんな商品があるのか、どんな値段で売られてるのかも知らん。


持っていくより郵送した方が安いから、今回はイリンガへ商品を郵送しようと思ってたんやけど、ふと提案してみた。

「明日、商品持って、イリンガに勉強会に行ってみる?」

そしたら、「行きたい!」「どんな風にディスプレイしてあるか、他にどんな商品があるのか見てみたい!」とポジティブな答えが返ってきた。

もちろんホンマは皆で行けたらいいんやけど、グループのお財布の状況と相談した結果、リーダーのフローラが代表として行くことになった。

・ハンディクラフト製作をしている団体の見学し、商品開発や品質管理について学ぶ
・雑貨屋を巡り、商品の陳列、デザインの傾向、値段設定などを学ぶ
・オーダーしてくれているオーナーさんのところへ挨拶へ行き、顧客を知る

というスケジュールで出張勉強会をすることに決定!

ママたちはバス代、宿代、食事代などを相談して、代表のフローラに50,000シリングを託してた。
普段、1,000シリング、2,000シリングを工面してる彼女たちにとっては、少ない支出ではないはずやけど、学びたいという気持ちから、思い切ってくれた。

一緒にバスチケットを買いに行くとき、フローラがいつもよりルンルンしてたから、なんかこっちも嬉しくなってもーたやん。

でも調子に乗り過ぎてもアカンから、
「いつもみたいに遅刻するなよ~」
「ちゃんとノート持参して、学んだことをメモして、皆に発表するんやで~」
「商品、家に忘れるなよ~」
と、尻を叩いてやりました。

一人でホテルに泊まるのも、初めてやという彼女。

学びの多い旅になればいいな。
私も、いつもより数倍、ワクワクの旅。

明日持って行く商品たち。



もうメンバーの一員?
マーガレットの娘ちゃん、ビビアン。
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前回のブログの続き。
ちょっと長いけど、読んでもらえると嬉しいです。


シングルマザーグループのメンバー内で衝突があったっていう話。


そもそも、このグループ、私が手工芸品作りを教えて、販売してみようってところから始まった。
グループメンバーも、資本も、技術も、継続的な収入向上に繋がるっていう保証も、何もないところから始めた手探りの活動。
ゆえに、初めはメンバーも流動的。
とりあえず商品を作ってみる。
それをとりあえず営業してみる。
売れて利益が出たら、それを資本にまた別の商品開発や、トレーニングの機会を与える。収入がない時期、根気強く学びに来ていたのは、たった3人で。
それでも手工芸クラブって感じで、楽しく活動してた。
この3人が頑張ってくれて、少しずつ利益を出していき、徐々にメンバーも増えた。


で、今回のプチ衝突。

今まで、とりあえず進む方向性が見えるまで!と、手探りでやってきたため、メンバー内で目的設定とか、決め事の合意とか、ちゃんとできてなかった。
なんとなーく、で進めてきた部分が多かった。
グループで活動するのに当たって、目的設定とか決め事とか、すごい大事なことなのに、後回しにしてたことをめっちゃめちゃ反省。
「なんとなく大丈夫」とか、「当たり前やろう」とか、全然大丈夫ちゃうし、当たり前ちゃうって。


昨日、NGOのフィールドワーカーにファシリテーター(進行役)をお願いし、シングルマザー達と話し合いの場を設けた。
彼女は、若年シングルマザー達とのやり取りに慣れていて、一人ひとりの性格もわかってるから、うまく意見を引き出してくれた。


グループ名、グループの目的、グループの活動内容、グループへの加入の仕方、グループ内の決め事、メンバーの権利、お金のこと、リーダーの選出など、5時間休憩なし(昼飯抜き~)で、みんなと向き合って話し合いしてきた。


普段の製作現場じゃなかなか聞けへん、一人ひとりの意見や想いを聞くことができ、メンバー内で曖昧やった部分、一致してなかった部分を出し合い、合意することができた。


時間はかかるし、辛抱いるけど、話し合いの場を作ってメンバー内でコミュニケーションをとることの大切さを実感した。


グループ名は、MAMA UBUNIFU。
スワヒリ語で、「クリエイティブなママたち」っていう意味。

現在のメンバーは、7人。

大きな目的は、グループのビジネス活動を通して、メンバーの若年シングルマザー達が収入を得、生活改善・子供の教育の資金にすること。

その目的を果たすための必要事項はこんな感じ。
・商品生産を行うこと
・市場を探求し、ビジネスを継続させること
・メンバーのスキルアップ、生活改善のために、学び続けること
・不幸があったときなど、メンバー内で助け合うこと


それから、メンバーの決まりごとも。
・シングルマザーであること
・愛を持って、ほかのメンバーに接すること
・お互いの意見を尊重すること
・活動意欲、向上心があること
などなど、たっくさん。

その後、投票と話し合いで、リーダー、書記、会計を正式に決定。


まだグループの活動も駆け出しで、決して安定してるとは言えへん。
でも、グループ創立1周年、ようやくキチンと「グループ」として始められるような。


今はまだ、製作活動は時間給にして600シリング(約30円)にしかならんけど、将来のために今、踏ん張って、頑張っていこう、と全員一致してくれた。
一日6時間、週2回のペースで活動してるから、毎回製作活動に参加しても、一人30,000シリング弱(約1,500円程度)にしかならへん。
(外食1食で、平均1,500~3,500シリングくらい)
でも、ママ達の話を聞くと、以前働いてたお店では、毎日朝8時から夕方6時まで働いて、25,000シリングの給料やったというから、週2回で30,000シリングっていうのは、少しは家計の助けになるんちゃうかなと思う。


私自身も、メンバーとの距離がさらに縮まったようで、嬉しかった。
今から、グループの決め事をスワヒリ語で書類作成!
久しぶりに辞書開くな。


これからも、話し合いの場を作って、メンバー同士も私も理解し合えればいいなー、と思った日でございました。
長々と読んでいただいて、ありがとうございました。

まだまだ未熟すぎやけど、伸び白に期待して、いろんなことに挑戦していきたいと思います。
私が日本に一時帰国してる間に、シングルマザーグループ内で少し衝突が起こってた。


学ぶことに積極的な子。
注意されると反発する子。

仕事熱心な子。
すぐに飽きてしまう子。

誰とでも仲良く喋れる子。
人見知りする子。

話し合いの場で思ってることを発言できる子。
意見を持っていても、大勢の前では発言できない子。

いろんな子がいる中で、起きた衝突。

「モノづくりって楽しい」「ビジネスって楽しい」と感じてほしくて始めた手工芸指導の活動なのに、このところ、「楽しい」ってムードでもなくなってしまって。

女性の間で起きるイザコザって、ほんとややこしい。

そんな状況を打開すべく、今日はNGOのフィールドワーカーのところにアドバイスを求めて行ってきた。

フィールドワーカーの話を聞いて、私自身も反省する点がいっぱい。

・熱心に学ぼうとしてる子ばかりに目がいって、いつも遅れてくる子の近況とか聞けてなかった。

・みんなの前で発言できない子の意見を引き出してあげることができてなかった。

・本人の前では思ってることを正直に言わないのに、後で仲間内だけで文句を言うことに怒りを覚えてたけど、もしかしたら、今までの私の態度が彼女達をそうさせてたんかもしれへん。

・グループ全員で決まりごとをキチンと決められてなかった。

とかとか。

自分はホンマに未熟やなー、と思った。


タンザニアでの私は「短気」。
これが何よりも改善したい点。

タンザニアの人たち、ほんとに優しいから。
トラブルも多いし、凹むこともあるけど、いつも助けてくれる人がいて。
優しくしてもらう度に、「いつもカリカリして、未熟な私でごめんなさい」と思う。


特に、タンザニアでのお兄ちゃん、フレンキに助けてもらった数は数え切れへん。
困ったことがあったら、すぐに飛んできてくれる。
それも、私だけちゃうくて、みんなに優しい!
あんた、天使か!って思うくらい。

私もフレンキみたいに、でっかーーーーい心を持てたらなぁ~。

ママ達一人ひとりの声に耳を傾けて、みんなが「楽しい」って思える環境作りができたらいいなと思う。
  
Profile
HN:
蓉子
性別:
女性
職業:
2013年6月まで青年海外協力隊(村落開発普及員)として活動。
趣味:
作る食べる走る喋る
自己紹介:
食べるの喋るの大好きな蓉子のアフリカ日記。
2011年6月から二年間、タンザニアのムベヤで活動中!!

2013年6月、無事日本へ帰国。
これからもパワフルな日々を送る予定。
だいぶ肥えたので、しばらくタイトルを"Yokomoko in Africa"から"Yokomoko on Diet"に変更。
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