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カテゴリー「活動」の記事一覧
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農業が盛んなムベヤ。
腐ってしまって捨てられてしまう農作物もたっくさんある。
それなら加工して、保存食やら商品やらを作っちゃお~!
ってことで、私の配属先では食品加工している中小企業を支援している訳やけど。

果物がたくさんあるなら、ジャム作ればいいやん!
フルーツジュースもっ、ドライフルーツもできるやんっ!
とアイデアは色々出てくるんやけど、商品化するにはなかなか難しい問題がある。

課題① 新しい食べ物に関してとっても保守的なタンザニア人
私の印象では、タンザニアの人たちはあまり新しい食品に挑戦しーひん。
日本のお菓子など持って行ったときには、「これは何だ?!」と恐る恐る食べてみたりみなかったり。
食堂でのメニューもお決まりのモノがばかりで、目新しいものはない。
西洋の影響で変わりつつはあるといっても、新製品に飛びつく人は少ない。
ジャムを作っても、ドライフルーツを作っても、買う人・食べる人がいないと話にならん。
最近はよく売店で見かけるケーキ(パウンドケーキとスポンジケーキの間みたいなん)。
「ケーキ」というものが世間(ムベヤ市内)に浸透するのに5年かかったそう。
それに、「ケーキ」と呼ばれるモノは数種類くらい。
ジャムやドライフルーツや蜂蜜なんかは海外市場にとっては希少価値のあるものやろう。
となると、こうした加工食品のターゲットは外国人の多いダルエスサラームのスーパーマーケットや海外輸出となってくる。
果たして、そういったマーケット向けに商品が作れるのか?!

課題② 衛生面
それでぶち当たる壁が、まず衛生面。
道路が整備されてないため、この時期のムベヤはもう砂嵐だらけ。
掃除してもしても、どこから入ってくるのか家には砂が溜まってしまう。
砂を遮ることができるキチンした施設で加工せんと、スーパーマーケットや海外市場で売れる品質にはもっていけへん。
それだけじゃなくて、水道やら電気やら、作業場を清潔に保ち、品質を向上・維持するために必要な設備は多い。
日本でいうと「JISマーク」にあたる、タンザニアの「TBS」という品質基準がある。
それを獲得するには、工程ごとに分けられた作業場の配置、電気・水道など、それなりに厳しい基準をクリアしないといけん。
床で調理することに慣れてるタンザニア人。
砂埃の舞う中、床で作業することも。
品質をあげるには、衛生第一。
改善できるとこから指導していかんとなぁ~と思う。

課題③ パッケージング
それに加えてパンチをくらわしてくるのが、パッケージの問題。
ジャム作っても、瓶に密閉せーへんと、長期保存できんくない?!
ジュースであれば、紙パックかプラスチック容器が必要になってくる。
このパッケージング素材が悩みどころ。
タンザニアにはパッケージング素材(瓶、ペットボトル、プラスチック容器など)を作っている工場がほとんどなく…
ダルエスサラームにある数少ない(そしてレパートリーも少ない)工場に発注するか、南アフリカやケニアから輸入するか。
輸送コストもかかり、中味より容器の方がだいぶコストになる。
大きさや形も一種類しかないから、内容量も一律になってくる。
う~ん、どっかの投資家さん、タンザニアでパッケージング工場を建ててみたりせんやろか。
ニーズはあるから、儲けられますよー!
と、新しいことに挑戦したい投資家さんに向けてメッセージ送ってみるけど、こんなブログ見てるわけないがな。


自家消費用ならパッケージも衛生面もそんなにこだわる必要ないかもしれんけど、売店で売りたい!商売したい!となると、改善が必要やな~と。
そんな解決困難な課題もあるんやれども、少しずつ商品開発・改良も進んできてる。
そして、農作物や天然資源が沢山あるということは、今後の発展の可能性大やと私は密かに思ってる。


これからは農産物加工の活動も展開していこうかなーと思って、オレンジピールやらピーナッツのお菓子やら、なんしか毎日作ってみてる。
がっ!
さっき様子を見に行ったら、天日干しにしてたオレンジピールちゃんが、風で全部吹き飛ばされてた。
ちーーーーーーん。
夜な夜な皮を削ぎとった労力と、煮込んだ時間を返してくれーーーーー。
イージーミスすぎて笑けるわ。
でもこれで、教えるときにはアドバイスできる。
「重石を載せないと、風で飛ばされますよー」
って、誰でも知っとる~。

次回予告「タンザニアの起業家たちが作る、おもしろ食品」
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今日のbamboo centerはアクセサリー製作を習う生徒でいっぱい。

今週から、私がアクセサリー作りを教えているシングルマザーたちをbamboo centerに連れてきた。
アクセサリー作りと竹工芸作りをお互いに教え合って、いい刺激になればいいなぁと。
新しいアイデアを得る機会になればいいなぁと。
なにより、私は不器用やし、教えるのも下手っぴーなので、ママ達同士で教え合うのが一番いいと思って。

私が作ったサンプル以上に質もデザインもいいモノを作ってくれる。

海外進出の品質にはまだまだやけど、それでも少しずつ前進!

1年前、あんなに小さかった「ライム」も一人で歩けるまでに成長。

寝顔、可愛すぎー。

ついつい、ズーーーーーーーーム!!!

ほよよ~~~~~ん。
休日返上・出前出張で、ケーキ作りを教えてきたっ。

ファミリーで協力して経営してるNgabya Bakery。
「ンガビャ」ってすごい言いにくい。ンガビャ。
立派なオーブンがあって、私のテンションも上がる~!

本日のメニューは、スポンジケーキと、パウンドケーキ3種(レモン・紅茶・バナナシナモン)。

スポンジケーキを作るのに、卵白を泡立て、メレンゲを作る。
すると、大人から子供まで、「卵が立ってる~!」と、テンション上がる上がる。
いいリアクションをしてくれるから、教えてて楽しい。
「メレンゲ」というドイツ語が気に入ったらしく、「メレンゲ」「メレンゲ」と皆、連呼してた。

新しい食品に対して保守的なタンザニア人なので、受け入れられるのか不安やったけど、今日作ったケーキはどれも大好評。

なかでも、レモンケーキは大好評で、めっちゃ美味しかった~。

スポンジもフワフワに焼けて、皆で試食会。

ケーキ4つ、ペロっとたいらげてくれちゃって、嬉しい~。

食いしん坊が待ちきれずに一個食べちゃった。
Ngabya Family。男三兄弟。



お礼にと、採れたて天然蜂蜜をいただいたんやけど、これがまた、うっまい!!
今まで食べたどの蜂蜜よりうまい。
日本で売るとすごい値がつきそうなローカル蜂蜜、贅沢~。

教えた甲斐があったなぁ!
って、現金すぎ?!


いつ停電するかわからない、冷蔵庫がない、バターやグラニュー糖は高くて使えない、生クリームなんて手に入らない・・・「ないない」を言い出したら切りがない。

でも、「ある」モノに目を向け、新らしいアイデアをちょこっと入れてあげるだけで、よりよい環境が作れる。

高い教育を受けた人ほど、そういう「あるある」の部分に目を向けられず、「ない」ものに目を向けてることが多いなーと感じる。

これからも「あるある探検隊」(←懐かしいっ)をモットーにやってこ。

バンブーのママ達も新商品を一生懸命作ってくれてる。


自分の成長のために、積極的に学ぼうとし、頑張ってる人の姿、大好き。
  
Profile
HN:
蓉子
性別:
女性
職業:
2013年6月まで青年海外協力隊(村落開発普及員)として活動。
趣味:
作る食べる走る喋る
自己紹介:
食べるの喋るの大好きな蓉子のアフリカ日記。
2011年6月から二年間、タンザニアのムベヤで活動中!!

2013年6月、無事日本へ帰国。
これからもパワフルな日々を送る予定。
だいぶ肥えたので、しばらくタイトルを"Yokomoko in Africa"から"Yokomoko on Diet"に変更。
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