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カテゴリー「暮らし」の記事一覧
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ムベヤ市内で一番オサレなカフェ、Café de Soko la Sido。

そんなカフェで食べられる、モーニング。

~日替わりモーニング:5月5日土曜日~
・自家製もちもちチャパティ
・太陽の恵みアボカドディップ
・地産茶葉を使用したオーガニックミルクティー(100%有機栽培)


店内では、Jazzが静かな音で流れていて、ゆったりと時が流れる。

本を読んで過ごすもよし。

アフリカ雑貨を眺めるもよし。


テーブル席とお座敷、お好きなほうでごゆっくり。

ムベヤ産コーヒー”Rift Valley Coffee”や、南アフリカ産白ワイン”Dorostdy-Hof”も。

あらあら、横にあるのは、「宮崎県産切干大根」。

店内からはカウンターキッチンが見える。

あ、「こんぶだし」もあるね。


そんな我が家、Café de Soko la Sidoでカフェごっこ。
窓からは太陽光が差し込み、週末の朝は幸せい~っぱい。
みんなにも幸せを少しだけおすそわけ。
あぁ~しあわせっ。


【ここだけの裏話】
オサレに見せかけて~っ。
・昨日、シンクの下でネズミの死骸を発見。
・今朝、カビの生えたパンを見つけ、しょうがなくチャパティを作る。
・キッチンでGB(別名:ゴキ○リ)と遭遇するのは当たり前。
・机の上、本当は手芸道具でワッサーってなってる。
・アメーバ感染中のため、朝食後、お腹がゴロゴロ言い出す。

・・・オサレは心の持ちようやっ。

そんなCafé de Soko la Sidoの日替わりランチ。
・バナナ(料理用)茹でただけのやつ
・ニンジンを塩胡椒で炒めただけのやつ
・カボチャの葉を塩と大豆粉で炒めただけのやつ

客から苦情くるわ。
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一週間くらい下痢が続いてたんやけど、まぁ治るやろ~と放っておいた。
ところがここ三日間ひどくなって二日連続で仕事早退してしまったので、病院に行くことに。
ムベヤで病院行くの、初めて。
どこの病院がいいか・・・選ぶのが難しい。
タンザニア人の評判を当てにしていいものか・・・しょちゅう誤診されてるし・・・。
とりあえず、先輩隊員が行っていた私立病院にしよう。

まずは基本情報として、身長・体重・体温・血圧計測。

コント① 身長計測
「はい、ここ立って~。ん、155cmね!」
は?155cm?160cm以上はあるはず・・・
「あの~、160cmはあるんですけど・・・」
「あ~、今まで間違ってたんやねー。あんた、155cmよ!」
高校生の時から、先月のダルでの健康診断まで、ずっと間違え続けられていたと?!
この、壁にテキトーに書かれた線を信じろと?!
「あ?ホント?じゃあ、160cmって書いとこーか」
・・・ま、身長なんて重要じゃないし、いっか~。

コント② 体重測定
「はい、ここに片足をのせて、もう片方をここにのせてねー。はい、チョメチョメkg!」
むむ・・・こちらは正しい模様。
残念ながら、つっこむところなし。

コント③ 体温測定
「ピピピピッ」
「え~と、34.3℃ねー」
はっ?低すぎやろ。そんな数字、見たことないわ。
いくら低体温症とはいえ、凍死するんちゃう。
「あの~家で測ったら、35.8℃だったんですけど・・・」
「うん、いいのいいの。34.3℃っと」
そうか・・・まぁ、熱があるわけちゃうし、いいか。

コント④ 血圧測定
「私、普段から血圧低いんですよねー」
「へっ?!あんた、血圧低すぎじゃない?上60、下40しかないわよ!」
「いや、それ低すぎでしょ!普段は上90、下60くらいですけど」
その後、何回か計測し・・・
「はい、上80、下60ね」
ホンマかいな。私の普段の血圧を参照にしてるだけちゃうのん。


誤診されるんじゃないかと疑心暗鬼で来ているせいか、すべてがおかしく思えてくる~。
テキトーに測定してるだけ?
はたまた、本当に血圧も体温も低すぎなのか?!

そして、ドクターの元へ。

コント⑤ 診察
症状を説明した後のドクターの判断。
「では、マラリア検査(血液検査)と、検便をしましょう」
は?マラリア検査?マラリアにかかってないことは素人の私でも一目瞭然ですがっ。
どこにマラリアの症状が。しかも、熱34℃らしいですけどっ笑
さてはおぬし、検査費取りたいだけやな。
ま、輸血しろって言われてる訳でもないし、いっか~。

と、検査してもらい。

結果。
「血液検査の結果、マラリアではないですね~」
・・・知ってました、はい。
「検便の結果、赤痢アメーバが見られますね~」

アメーバ。
汚水を飲んだり、汚水で洗われた生野菜・果物を食べたりしたらなるやつ。
ねずみと生活してるし、食べてるものが常に清潔とは限らへんし、これはありえそう。
やっぱり感染してたかぁ~。
普段のピーコとちょっと違ったし。

と思う反面、この診断結果がコントじゃないことを願わずにはいられん。

病は気からっていうし、この薬を飲んだら治ると信じて!

こんな感じで、タンザニアの地方病院事情、ツッコミどころ満載。
ちなみに、漫才をしに、病院へ行った訳ではありません。
念のため。
「タンザニアにボランティアに行くなんて、蓉子ちゃん、偉いねぇ」とか、
「井戸を掘りに行くの?」とか、
「不便な生活なんやろう」とか、
よく言われてたけど、実際、いや全然。
大変な地域に住んでる隊員さんもおると思うけど、私は全然。
住めば都、な生活を楽しんでおります。

そりゃ3週間電気がなかったこともあれば、お腹ピーコのときに限って断水になることもあるし、ネズミにはしょっちゅうmyバナナ食べられるし、洗濯物は犬に食べられるし、若い兄ちゃんたちのネタにされるし、他にも暮らしのトラブルは色々あるけど、なんちゃことない。

初めて住む家を見に来たときは、びっくりした。
ごちゃごちゃした市場の中に、ババーン!と突然、家が現れたから。
「え?ここに住むん?」「これ、JICA的にオッケーなん?」って。
ムベヤにいた先輩隊員さんに「ポーレ。(お気の毒に)」と言われ、
アメリカ人のボランティアに”Oh No…!!”と言われ、不安になり・・・

「ご近所さんに挨拶をしてくるように」というアサインメントをJICA事務所から出されてた私は、丁重に市場の店を一軒ずつ訪れ、挨拶。
・・・していたところ、配属先のドライバーに爆笑され、止められた。
そう、ここはムベヤで一番大きい市場やから、毎日違った客が出入りし、ご近所もくそもない。

火事で市場が全焼したり、暴動で警察のピリピリ攻撃にあったりした後は、事務所からも「もし希望されるのであれば、引っ越しましょう」とまで言われてた。

でも、ムベヤに越してきて8ヶ月たった今、この市場ど真ん中生活を気に入りつつある。

うちの市場では、いろんなもの売ってる。

男性モノの古着を売る洋服コーナーでは、一見チャラチャラした若い兄ちゃんたちが沢山。
誰か一人が私の名前を覚えたらしく、ジーパンストリートを通ると「ヨーコ!」「ヨーコ!」と兄ちゃんたちに連呼される。
「中国人!」とからかわれると無視するんやけど、名前を呼ばれるとさすがに無視できひん。
ので、面倒くさくて、この辺はなるべく近づかない。笑

女性服を売ってるのもなぜか、若い兄ちゃんたち。
「これ試着していい?」
「どうぞどうぞ」
「ん~。これ、どうなん?」
「似合ってるよ~サイズもぴったりやん。安くするから、買っちゃいなよ~」
え~っと、女性店員のアドバイスがほしいんですが。

野菜や魚を売るコーナーは一番のお気に入りで、毎日通い、ママ達一人ひとりに挨拶していく。
「ヨーコ最近、自炊してるね。さては恋人ができたんとちゃう。」とか、
「今、仕事の帰り?お疲れ様。」とか、
「今日は何作るの~?家に招待してよ」とか、
世間話を楽しみながら、お買い物する。
「おばちゃん、商売してよ~!代金受け取ってよ~!」と言っても、
「あんた一人で暮らしてるんでしょ。いいからいいから。」と、毎回タダで野菜をくれるママも。

活動で使う手工芸道具を買うのも、この市場。
ビーズやらワイヤーやら、見に行くだけでも楽しい。
最近は、「今度は何作るの?」「それ、作ったやつ?なかなかいいやん」とか声かけてくれる。

中国人夫婦が経営してる造花屋さんが一軒ある。
そのためか、私はよく「市場でお花を売ってる人」と呼ばれる。
「お花の作り方、教えてよ~!けち~!」
お花の作り方とか知らんわっ!

外国人があまり入る場所でないせいか、値段をふっかけられることはほとんどない。
「どこに住んでるの?」と聞かれ、
「Mwanjelwa(ムワンジェルワ)」と答えると、
「嘘~?!」とタンザニア人は大喜び。
庶民の町ですからね、ムワンジェルワ。
外国人は丘の上に住んでることが多いですからね、はい。
私、めちゃめちゃ庶民ですよ。
50シルのお釣りもきっちりもらいますよ。

買い忘れがあってもね、徒歩10秒で市場やからね。
コンビニとか別にいらんしね。
朝に食べる、アボカドディップと、朝に飲む、ムベヤ産コーヒーのおいしいこと。

物乞いをしてる足の不自由なおじちゃんにもね、最初は戸惑ったけど。
今日も定位置で「お助けを」と手を差し出してる。
今では、「毎日、出勤ご苦労様です。」と思ってる。

治安は大丈夫?って、うん、そこが一番大事よね。
怖い思いをしたことは、今のところない。
泥棒をするには、昼は人で溢りかえってるし、夜は警備員が張りめぐるしね。

夜はたまに、友達と飲みに出かける。
ビックリかもしれんけど、飲みに行って自分でお金出すことはあんまりない。
タンザニア人の友達や、隣の席の知らん人が、お酒やご飯をおごってくれる。
まだ一本目を飲んでる途中なのに、その横に未開封のビールが二本並んでたりね。
しかも、下心とかなしでおごってくれる。
ここでは(少なくとも私の周りでは)、割り勘という習慣はない。
「持ってる人が持ってない人に分かち合う」習慣があるから、例え外国人でも、若造の私は、おごってもらえる立場やったりするんね。
だから私も、pay it forwardで、年下の子達や収入に困ってる人達にはできるだけそうしてあげたいと思う。
けど、未だにかっちょよく奢るのが下手。

そんな感じで、さして日本と全然違う生活ってわけでもない。
もちろん、活動で悩むことは多いけど、それは日本で働いててもそう。

こんな中で活動してると、
「その人たちは本当に支援を必要としてるの?」
「その日の食べ物に困ってる人達とか、もっと貧しい地域の人を支援するべきじゃないの?」
と言われそう。
その考えが頭をグルグル回ることもある。
し、それができる地域に派遣されたかったって思うこともある。
でも、思うねん。
私の働きかけで、一人でも雇用が増えたらいいやん、一人でもモノ作りが楽しいって思ってくれる人がいたらいいやん、ちょっとでも、間接的にでも、タンザニアの経済が上を向いてくれたらいいやん、って。
だって都市部にも仕事がなくてウロウロしてるだけの人も多いし、都市部だからできることやってあるし。


市場ど真ん中生活の中で、私の器量で出来ることを探すために、今日も魅惑の市場散策いってきま~す。

野菜売りのおばちゃん


調理道具系ストリート
  
Profile
HN:
蓉子
性別:
女性
職業:
2013年6月まで青年海外協力隊(村落開発普及員)として活動。
趣味:
作る食べる走る喋る
自己紹介:
食べるの喋るの大好きな蓉子のアフリカ日記。
2011年6月から二年間、タンザニアのムベヤで活動中!!

2013年6月、無事日本へ帰国。
これからもパワフルな日々を送る予定。
だいぶ肥えたので、しばらくタイトルを"Yokomoko in Africa"から"Yokomoko on Diet"に変更。
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