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ヨーコ、村へ行く~Ileje(イレジェ)編~
出張で一泊二日、Ileje(イレジェ)というムベヤの地方地域へ行ってきた。
今にも壊れそうな(むしろドアとか壊れてる)ポンコツ車に、明らか定員オーバーな人数と荷物を乗せて行く。
ムベヤ市からザンビア方面へ舗装された道を3時間、その後、マラウィ方面へボコボコの未舗装路3時間、計6時間の旅。
なかなかしんどい道中やけど、山々が連なり、ひまわり畑やら田んぼやらで景色はめっちゃ綺麗。
ちなみにIlejeの位置はここ↓

(タンザニア地図:赤で囲ってあるのがムベヤ州、青い丸がIlejeの位置)
マラウィとの国境に位置し、ザンビアとも結構近い。
Ilejeは、思ってたより、ずっと村やった。
「ずっと村」ってどんなんやねんって感じやけど、もうちょっと色んなモノが売ってたりするんかと思ってた。
飲料水を買うのに一苦労、町の一番中心でも食事できるところは2ヶ所。
夜出歩いても危なくないらしく、普通に夜散歩できたのは嬉しかったけど。
外国人がよっぽど珍しいのか、「中国人!」と、からかわれることも全くなく。
今回の目的は、ここIlejeで、どんなトレーニングが必要とされてるのか調査(Training Needs Assessment)すること。
現地のNGOが支援している、孤児を世話するグループとHIV/AIDS陽性者のグループを対象に行った。

総勢100人近く。
いつもならすんなり行く調査も、村でしてみると一苦労。
識字ができない人や、スワヒリ語を話せない人も多く、ひとつひとつの質問にすごく時間がかかる。
何度か説明しても理解し合えてなかったり、一人ひとりのペースが違ったりで、ふ~ぅ、混沌!
ホンマは一週間くらい滞在して、この土地の資源を見て回れたらいいんやけど、タンザニアでは「ポショ」と呼ばれる「手当」みたいのがあって、出張すると、ものすごい人件費がかかってしまうから、やむをえない。
日本でも都市化が進んで地方が寂れてしまうっていう問題があるけど、タンザニアもまさにそう。
年配の人と子供は沢山見かけるんやけど、青年達は都市へ行ってしまったのか、少ない。
小学校を途中で辞めた村人も多く、識字率は50%くらい。
都市と村の、経済発展・インフラ設備・福祉サービスなどのギャップに驚いた。

村の人たちには口々に「援助して下さい」と言われるのだけれども、きっと現金や財産を与えても、すぐに使い果たしてしまう。
前に家畜用の鶏を配り収入向上を図るプロジェクトをしたらしいんやけど、すべて自分達で食べてしまったらしい。
「お腹を空かせて家に帰っても、食べるおかずがないのに、目の前にいる鶏を食べない訳ないよね」というNGOオフィサーの言葉。
ほんと、そう。私でも、きっと食べるわ。
こんな現状を、一回や二回のトレーニングで変えられるとは思えへん。
学校を出てる人にでさえ、何度説明しても理解してもらえてなかったり、約束を守ってもらえなかったりするのに。
自分の無力さを感じずには、いられへんかったなぁ。
もちろんIlejeにも魅力ある資源がいっぱいあるん。
過しやすい気候に、緑豊かな景色、主作物のとうもろこし・豆・ピーナッツ・パッションフルーツや、手工芸に使えそうな竹・サイザル・葦など。
これから調査データをまとめたら、もっと色々出てくるはず。
ムベヤ市内に戻ってきて、今まで田舎やと思ってたムベヤ市の都会さにビックリする。
地方をもっと元気づけれたらいいなぁ、と思う。
それがなかなか難しいんやけど。
自分が置かれてる状況の中で、自分ができることをやっていくしかないっ。
今にも壊れそうな(むしろドアとか壊れてる)ポンコツ車に、明らか定員オーバーな人数と荷物を乗せて行く。
ムベヤ市からザンビア方面へ舗装された道を3時間、その後、マラウィ方面へボコボコの未舗装路3時間、計6時間の旅。
なかなかしんどい道中やけど、山々が連なり、ひまわり畑やら田んぼやらで景色はめっちゃ綺麗。
ちなみにIlejeの位置はここ↓
(タンザニア地図:赤で囲ってあるのがムベヤ州、青い丸がIlejeの位置)
マラウィとの国境に位置し、ザンビアとも結構近い。
Ilejeは、思ってたより、ずっと村やった。
「ずっと村」ってどんなんやねんって感じやけど、もうちょっと色んなモノが売ってたりするんかと思ってた。
飲料水を買うのに一苦労、町の一番中心でも食事できるところは2ヶ所。
夜出歩いても危なくないらしく、普通に夜散歩できたのは嬉しかったけど。
外国人がよっぽど珍しいのか、「中国人!」と、からかわれることも全くなく。
今回の目的は、ここIlejeで、どんなトレーニングが必要とされてるのか調査(Training Needs Assessment)すること。
現地のNGOが支援している、孤児を世話するグループとHIV/AIDS陽性者のグループを対象に行った。
総勢100人近く。
いつもならすんなり行く調査も、村でしてみると一苦労。
識字ができない人や、スワヒリ語を話せない人も多く、ひとつひとつの質問にすごく時間がかかる。
何度か説明しても理解し合えてなかったり、一人ひとりのペースが違ったりで、ふ~ぅ、混沌!
ホンマは一週間くらい滞在して、この土地の資源を見て回れたらいいんやけど、タンザニアでは「ポショ」と呼ばれる「手当」みたいのがあって、出張すると、ものすごい人件費がかかってしまうから、やむをえない。
日本でも都市化が進んで地方が寂れてしまうっていう問題があるけど、タンザニアもまさにそう。
年配の人と子供は沢山見かけるんやけど、青年達は都市へ行ってしまったのか、少ない。
小学校を途中で辞めた村人も多く、識字率は50%くらい。
都市と村の、経済発展・インフラ設備・福祉サービスなどのギャップに驚いた。
村の人たちには口々に「援助して下さい」と言われるのだけれども、きっと現金や財産を与えても、すぐに使い果たしてしまう。
前に家畜用の鶏を配り収入向上を図るプロジェクトをしたらしいんやけど、すべて自分達で食べてしまったらしい。
「お腹を空かせて家に帰っても、食べるおかずがないのに、目の前にいる鶏を食べない訳ないよね」というNGOオフィサーの言葉。
ほんと、そう。私でも、きっと食べるわ。
こんな現状を、一回や二回のトレーニングで変えられるとは思えへん。
学校を出てる人にでさえ、何度説明しても理解してもらえてなかったり、約束を守ってもらえなかったりするのに。
自分の無力さを感じずには、いられへんかったなぁ。
もちろんIlejeにも魅力ある資源がいっぱいあるん。
過しやすい気候に、緑豊かな景色、主作物のとうもろこし・豆・ピーナッツ・パッションフルーツや、手工芸に使えそうな竹・サイザル・葦など。
これから調査データをまとめたら、もっと色々出てくるはず。
ムベヤ市内に戻ってきて、今まで田舎やと思ってたムベヤ市の都会さにビックリする。
地方をもっと元気づけれたらいいなぁ、と思う。
それがなかなか難しいんやけど。
自分が置かれてる状況の中で、自分ができることをやっていくしかないっ。
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見たいな構図・・・もうなかなかないとおもっていたけど
やはりあるのですね。
llejeの写真、お話からはやりこういった国の地域格差は
すごいなーと感じますね。
モロッコも地域格差すごいけど。。。
生きていける(商用の要素)があるにしても
それがどうお金、食べ物にかわるのかということ
なかなか結びつかないのだろうなぁ。
一人でもキーパーソンがいればねぇ。
私達のあたりまえがそこにはないですもんね。
またllejeは継続的に行くのかな?
続報楽しみです。
コメントありがとうございます。
とっても田舎で、皆が「初めて日本人を見た」と驚いていました。
「自分たちならできます」じゃなくて、「自分達をできるようにさせてください」っていう意見が多かったです。
初めて村という村にいったので、今まで自分が見てきたタンザニアとまた違いました。
Ilejeに長期滞在してみる・・・なんてことも考えていますが、頻繁に通うには少し遠いので、協力のアプローチを多角的に考え中です><