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今日は大変な一日やった。

Moto(モト)=火事。

いつも通りオフィスに出勤し、しばらくしたら周りが騒がしい。
マネージャーがすごい形相で、「蓉子!車に乗れ!」と言ってきた。
わけもわからず車に飛び乗り、向かうは我が家。
私達が住む家の周辺の市場で火事がおきているとのこと。

車の中から家の方角を見ると、想像以上に大きな黒煙が見えてくる。
信じられない光景。
家は炎の中に飲み込まれてるやろうと絶望的な気分になった。
私の住んでいる家は、ムベヤで一番大きくて騒がしい市場の中にある。
市場全体が飲み込まれたかのような煙の大きさ。
あんなにごちゃごちゃした場所で、市場の人は皆無事逃げられたやろうか。
店と店の間は人が一人通れるくらいやから、火の回りが速いやろう。

家の目の前まで炎が近づいてきていた。
高い塀のおかげで、家はまだ飲み込まれていない。
敷地内は、自分達の商品を持って逃げてきた人たちや野次馬でいっぱい。
混沌としていた。

最初はとても小さな火やったらしい。
やけど、断水中で消すための水がない。
そして皆、火を消すんじゃなくて、自分の商品やらを持って逃げるのに必死だったそう。
消防車が一台しかない。消防車の水も足りない喧嘩が始まったり、商品を盗んだりという行為が始まり、秩序が乱れ始める。

爆発なんか起きたら家も安全じゃないと思って、大事なものだけ摑んで、再びオフィスの方角へ逃げる。
立ち尽くして遠くから炎と黒煙を眺めることしかできんかった。
泣きそうになる。


パーティーでも始まったかのように騒ぎ立てながら車を走らせる野次馬の若者たち。
こんな光景を目の前に、よく笑っていられるなぁと思った。
その後に入ったレストランで、ムベヤの市長が友達と楽しく喋りながらご飯を食べていた。
地域で一番大きな市場が燃えていて大変なときに、よくのうのうとしてられるなと怒りを感じた。

市場で生計を立てていた人たちはこれから大変やろう。
夕方家に帰ったら、火が家の塀のところまで来ていて、塀が取り壊された。
家の前の光景が変わってしまった。
焼け残ったものを探す人々や、盗んでいく子供達。


日本で震災ボランティアに行ったときのことを思い出した。
タンザニアで震度3以上の地震なんか起きたら、いとも簡単に町がぐちゃぐちゃになると思う。
消防車も水が足りないなら意味がない。

ショックは大きかったけど、ご近所さん含め、多くの人が無事でよかった。
今は、先輩の家に泊まらせてもらってる。
皆の助けがあって、私は元気です。
明日からどうなるんやろ。

忘れられへん一日になった。
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「結婚してるの?」
「婚約者はいるの?」
ってしょっちゅう聞かれるけれども、
「いないよ」って答えた後に、
「子供はいるの?」
って聞かれることもよくある。

最初は、「え?結婚してないって言ったやん。いるわけないやんー」って思ってたけど、こちらでは結婚せずに出産するシングルママーが沢山いるから、結婚してなくても子供は何人いるの?って聞くのが日常会話。
私が一緒に活動する女性グループの多くもシングルマザー。
私と同じ世代の子もいる。
当たり前は当たり前じゃないね。

今日は、こんな素敵な笑顔に出会えました。
スワヒリ語のネタがそろそろきれてきたから、普通のタイトルにしてみよ。
ボキャブラリー少ないのがばれたっ。

今日はいっろんなことがあった一日やった。

元々の本赴任の予定から一ヶ月も経つのに、一緒に活動する女性グループを訪れることすら許してもらえず、イライラする日が続いてた。
配属先には何度もお願いしてたんやけど、なかなか約束を取り合ってもらえず。
仕事もせず、私用で姿を消すことはしょっちゅうあるのに、約束一つ取り合えないってどういうこと?
就業時間は8時半~16時半までのはずなのに、午前中は私用で皆おらんかったり、3時くらいには帰宅し始めたり。
数メートルの距離も車で移動する同僚達。
政府で働く人は、皆こうなんか?!
イライライライラ・・・・
いやいや、忍耐強くなって、こっちの人のペースを尊重しなくてわ!!
と言い聞かせながら。
同僚のマイカーに乗って、私用に付き合う日々・・・
待ちぼうけ・・・
何やってんだろ、自分・・・
こちらの人の目線で活動したいけど、日本人の感覚が抜けきれてないんやな・・・
アカンやん、自分・・・
と、葛藤の日々でした。

やっと今日、女性グループに会いに行かせてもらうことを配属先と約束していたのに、それすら打ち砕かれ・・・
プチンっと糸が切れて、配属先で泣いてしまった。
そして、ようやく行くことを許してもらえた。

女性グループを訪れてビックリ。
8時~18時または19時まで一生懸命、働き続けてた。
収入向上のために竹工芸を作ってる「Mbeya Women Bamboo Group」という女性グループ。
みんな、休む間もなく製作し続けてる。
意欲が伝わってくる。
お給料見せてもらったけど、私が生活費としてもらってるのよりはるかに低く、わずかな額やった。
でも今までみたいにオフィスにいるより、ずっと居心地がよかった。
「8月には来ると思ってたのに、遅かったね」って言ってくれた。
これから、この人たちの目線で一緒に頑張っていきたいなーと、そう思えた。

まだまだ配属先との活動の調節とか、問題はいっぱいあると思うけど、今日は女性グループの現状を見ることができて、よかった。
これから学ぶことはもっともっとあるはず。

配属先の人も思いやりのあるいい人たちばかりなので、キチンと思ってることを伝えて仲直りしなくちゃ。
私の身の安全やこっちの生活に慣れることを第一に考えてくれてるし。
私の勘違いもあるかもしれんし。
協力し合って、仲間を増やすことが大事っ。
仕事に対する態度に関しては、いい刺激を与えられたらいいなぁーと思う。
焦らず、慌てず、無理をせず。

明日はどんな一日になるかな。
  
Profile
HN:
蓉子
性別:
女性
職業:
2013年6月まで青年海外協力隊(村落開発普及員)として活動。
趣味:
作る食べる走る喋る
自己紹介:
食べるの喋るの大好きな蓉子のアフリカ日記。
2011年6月から二年間、タンザニアのムベヤで活動中!!

2013年6月、無事日本へ帰国。
これからもパワフルな日々を送る予定。
だいぶ肥えたので、しばらくタイトルを"Yokomoko in Africa"から"Yokomoko on Diet"に変更。
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